2017年04月27日

短い和名

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タイトルと写真で直ぐに名前が浮かんだ人はかなりの魚好きだろう。なんだか前回のパロディー的内容だが、今回は最短の和名魚である。といっても短いには限りがあり、さすがに1文字の魚は無い。必然的に2文字だ。写真の魚はスギという。ジンベイザメの胸の下で泳いでいた。コバンザメに似ている本種。だが、頭部に小判型の吸盤はなく、ジンベイに吸着して泳ぐコバンザメをうらやましく思っているかもしれない。いや、逆に小判は捨てて自分で泳ぐ方を選び進化したのかも・・・。

英名はCobia(コビア)という本種。分布も広く大西洋にもいる。ゲームフィッシングの世界では良く知られた魚だが、ダイバーの中では知名度はかなり低い。記載した人は大博物学者カルロス リンネ。属名と種名(種小名)の2語からなる学名を普及させた人である。その彼が本種に与えた種名はcanadus 「カナダの」という意味か? 念のため日本産魚類全種の学名 で調べてみたら、「これ以外に解釈のしようがない。」と書かれていた・・・。面白い。えらい先生方も腑に落ちなかったのだろう。 そもそもリンネの時代にカナダってあったのか? canadus の命名は1766年だ。調べてみるとカナダの建国は1867年らしい。ほぼ建国の100年前だ。これ以上追及するのはやめよう。きっとその名の由来は解らないだろう。

名前(和名や英名)は知っていたスギ。これもタオ島で初めて見た魚。群れで泳ぐ成魚を見てみたいものだ。


写真にはコバンザメも3匹写っています。
2文字和名の魚は全部で20種ほどいます。
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posted by anthias at 10:45| 魚の話