2017年05月27日

ツキチョウチョウウオ


170408-7.jpg

色鮮やかな魚の代表といえばチョウチョウウオの仲間。誰もが異存ないだろう。普通は水温の高い南の海に多いが、種によっては意外性のある分布を示す種もある。写真のツキチョウチョウウオもそのひとつだ。和歌山では串本でも稀な存在で、魚種の豊富さで知られる高知の柏島でもなかなか見ない。また、沖縄や奄美でも自分は見たことがない。しかし、鹿児島県の西部の海岸では比較的多いようで、ほかにもやや意外な場所で散見されている・・・・。(白崎海洋公園でも見たことがある)

タイのタオ島は熱帯の海域だがチョウチョウウオの仲間が異常に少なかった。そんな中、普通に見られたのがこのツキチョウチョウウオだった。数が多いし岩礁ならどこでもいる感じだ。他の多くの種が見られない分まで、ここではこの種ががんばっている。そんな印象だ。この件はいつもお世話になっている神奈川のS先生に聞いてみた。タイ湾(台湾にあらず)など大陸沿岸の海ではこの傾向が強く、地域的な種の偏りがあるらしい。しかし、総合するといろんな種が見られているということだった。

撮影時は残念ながら透明度がいまひとつだったが、群れで泳ぐ本種を見られてテンションがかなり上がった。次回はもう少し青い海で見てみたいものだ。なお、本種の幼魚は大阪湾でも記録されているようである。
【魚の話の最新記事】
posted by anthias at 21:52| 魚の話