2017年06月23日

フカミヤッコ

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フカミヤッコのメス(写真)は素晴らしい色彩だ。マクタンの深い場所で見たと、沖縄の某大先輩インストラクターに聞いたのはもう20年も前だ。その名のとおり「深み」である。 
マクタンにはここところ年に何度か潜っているし、ドロップオフを降りるときは意識もしていたが、これまで見ることができなかった。 もっとも、本気で見たいのなら現地の腕利きガイドと潜ればいいのだが、そこは自分で見つけたいし、そこまでしようとも思わなかった。 マクタン島のドロッオフならどこにいてもおかしくないが、水深50mは覚悟しなければならない。そんな水深では滞在時間は限られる。じっくり探すのは無理だ。減圧停止の10分(船の下、ショットラインにつかまって)は非常に長く感じるが、深みでの10分はあっという間だ。

今回、マクタンのドロップオフの下で偶然ルソンハナダイを見かけた。それとてセブでは初めてみたのだが、その綺麗なオスについて行くと、そこにフカミヤッコの小さなハーレム(オスも確認)があった。とうとう見た!と思った。

かつて、山と渓谷社の「世界の海水魚」にオーネイトエンジェルの名前で掲載された本種。以来、ずっと見たい魚の1つだったが、やがて沖縄の伊江島で標本が得られ、フカミヤッコと名前がつく。最近は薩南の硫黄島・竹島のあたりでコンスタントに見られており、分布の北限はもっと北で、死滅回遊なら人知れず南紀にも出ているかもしれない。ただ、深すぎて普通のスクーバではリスクが伴いすぎるのが欠点だ・・・。 たぶんいるんだろうなあ・・・。次は八丈や柏島あたりでみつかるかもしれないと思っているのだが・・・。
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posted by anthias at 05:59| 魚の話