2019年01月31日

バラフエダイ

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バラフエダイ。その名前は成魚の色彩から付けられたもの。幼魚はちっとも薔薇色をしていない。写真はせいぜい3センチの個体で、串本の海ではササスズメダイ(以下ササと略す)の群れに混ざっているのをしばしば目にする。両者の色彩はよく似ており、遠目には区別がつきにくい。本種の事を知らなければ近くで見ても気が付かないだろう。
ササはプランクトンを食べるおとなしい魚だ。周りの魚も安心して、隠れたり距離をおいたりしない。そこがバラフエダイのねらい目。この行動は攻撃擬態とよばれ、うっかり近くにやってきた小さな魚を襲うのだ。
また、紛れ込むスズメダイの仲間は何種類か知られているが、シコクスズメダイ(以下シコクと略す)にもまぎれ込むらしい。色彩が違いすぎ目立つだろうと思ったら、その場合はシコクそっくりな色彩になる。写真を見て驚いた。
攻撃擬態の時期は長くは続かない。それはバラフエダイがササやシコクよりも速いペースで大きくなり、群れの中で目立つようになるからだ。そうなると群れから離れ単独で行動するようになる。







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posted by anthias at 16:40| 魚の話