2019年02月06日

ホウボウの赤ちゃん

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砂地の海底に落ちている微小な木くずや欠片、小さすぎて、それとほとんど区別がつかないホウボウの幼魚(全長19o)。南紀の水温が最も低下する、2月から3月にはよく見られる魚だ。よちよち歩きのような泳ぎで可愛くもあり、色は全体が真っ黒である。 
日本産稚魚図鑑(1988)によれば17oまでは浮遊生活で、胸鰭の遊離軟条は形成されていないらしい。
本種は成長とともに色彩も変化。胸鰭の内側の鮮やかさは初めて見たなら新鮮な驚きだろう。また、頭部の形やトゲトゲは、一見フサカサゴ科のそれのようだが、これも成長とともに変化しややのっぺりした印象に変わっていくのだ。
しかし、ホウボウ科にはホウボウ属(本種を含む)以外にもいくつかの属があり、その幼魚、成魚の奇抜さがすごい。彼らの前ではホウボウなんか標準的過ぎてタジタジである。ただし生息水深も深く、多くの種は空気による潜水では見られる可能性が低く残念だ。
興味のある方は検索でも・・・・。


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posted by anthias at 14:28| 魚の話