2019年03月19日

クラカケモンガラ

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初めてこの魚を見たのは1989年の秋、白浜町の円月島のビーチ。自分から3mほど離れた場所を、10匹ぐらいの群れで足早に泳ぎ去っていった。明らかにこちらの存在を察知して、逃げて行ったという感じだった・・。(実はそんな群れを見たのはこの時だけ、普通は単独か2から3匹)
大きな黒い斑点が特徴的でそれだけが手がかり。名前は、世界の海水魚(山と渓谷社)に見つかった。クラカケモンガラだ。よく似たタスキモンガラというのもいるらしい。すでに知っていたムラサメモンガラの近縁種だとその時わかった。
クラカケ、タスキ、ムラサメ3兄弟の幼魚は、いずれも石や岩の多いビーチに見られるが、それゆえ、台風直撃などの大波にやられてしまうことも多い。その年により、3兄弟のどの種が多いとか、少ないなどという変動もある。危険を感じると岩の穴や隙間に逃げるが、浅い穴が多いのでその姿も観察できるのが面白い。串本の海岸では穴の開いたサンゴの石が多いので、その中に逃げた場合は簡単につかまってしまう。石ごと持ち帰り水槽につければよいだけだ。
観察の後は元の場所にちゃんと逃がしてあげよう。 

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posted by anthias at 15:49| 魚の話